1. Tracをマルチプロジェクト化する 「TraM」プラグインのご紹介 2009/10/30 Shibuya.trac Ryuzee
2. 自己紹介 l Ryuzee(りゅー爺/劉爺) l ブログ http://www.ryuzee.com l Twitter ryuzee l アジャイルとオープンソース万歳。 l TIS、野村総合研究所を経て、スピンアウト l 専門は組織の生産性向上、アジャイル教育、 アジャイル導入支援など 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 2
3. Disclaimer l TraMプラグインを利用した結果、またこの資 料を元に行った作業等の結果については、い かなる責も負いかねます。自己責任でご利用 ください。 l でもTraM是非使って感想教えてください(笑) 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 3
4. TraMとは? l Tracをマルチプロジェクト化するプラグイン l 同一インスタンスで動作しているTracをまとめあげ て、一覧したり、集計したり、検索したりできる。 l Redmineとの比較でいつも差がつく複数プロジェク ト対応の差を埋めるもの。 l もともとは、Trac 0.9のころから、Andrew “HandyAndE” Williamsさんが開発していたもの。 Trac 0.10で対応が止まっていたのを引き継いで開 発中。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 4
5. 動作環境 l 動作環境 l Trac 0.11 (英語版および日本語版) l 一部本体にパッチ適用が必要な場合あり l Apacheとmod_pythonもしくはfcgi l ライセンス l GPL l 最新版の入手(TraM0.3 日本語版) l http://svn.sourceforge.jp/svnroot/shibuya-trac/ plugins/TraM/branches/genshi-ja 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 5
6. 開発のきっかけ(1) l 2009年7月12日 Shibuya.trac第4回勉強会 l なんか懇親会の幹事やってました。 l 懇親会の場では、先に会費徴収・支払いを済ませ 飲んだくれて酔っぱらい。 l 横にかおるん氏(仮名)が登場 l TraMをTrac 0.11対応してよーー!と l 酔っぱらって分からない僕は「まかせろ」と。 l ・・・・ l それまでプラグイン作ったことありませんw 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 6
7. 開発のきっかけ(2) l でも、飲んだ時の約束でも守らないと! l 開発開始。・・・実はpythonもあんまり知りません。 ソース読んで覚えりゃいいや。 l こんなスケジュールでリリース l 7月25日 l 8月3日 l 9月中旬 l 10月4日 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee TraM TraM TraM TraM 0.2RC版リリース 0.2正式版リリース 0.3リリース 0.3がTracLightningに採用された 7
8. 開発体制 l Shibuya.tracならではの柔軟な体制 l 開発メンバー l Ryuzee・・・初期の移植と機能追加 l Oかもとさん・・・Genshi対応や機能追加 l かおるんさん、かぬさん・・・新機能検討とテスト担当 l コミュニケーション l 仕様はTwitter上で決まる。Twitter駆動開発 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 8
9. 機能紹介(1) l トップページ(1) 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 9
10. 機能紹介(1) l トップページ(2) 同一サーバ、同一インスタンスのTracで動作しているプロ ジェクトを一覧表示します。 l 権限の設定によって、未ログインの場合の表示プロジェク トを限定可能。また特定プロジェクトをTraMの結果から除 外することも可能。 l 各プロジェクトごとの当月および全体でのコミット数、チケッ ト数、チケットClose数を表示します。 l チャートのバーの色(標準は緑)も変更可能 l ログイン後は自分が担当のチケット、自分が作成したチ ケットをプロジェクト横断的に一覧標示可能(次ページ) l 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 10
11. 機能紹介(1) l トップページ(3) 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 11
12. 機能紹介(2) l タイムライン l Trac標準のタイムラインと機能はほぼ同じ。対象 全プロジェクトをマージした形でタイムラインが表 示されます。 l これによって忙しい(かもしれない)管理者は個人 の活動状況を一目で確認できます。 l Trac標準との違いは、タイムラインの箇所にプロ ジェクト名が表示されること。 l 現在RSS機能はありませんが、将来的に追加予 定。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 12
13. 機能紹介(2) l タイムライン 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 13
14. 機能紹介(3) l ロードマップ l Trac標準のロードマップと機能はほぼ同じ。対象 全プロジェクトをマージした形でロードマップが表 示されます。 l これによって忙しい(かもしれない)管理者はプロ ジェクトの活動状況を一目で確認できます。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 14
15. 機能紹介(3) l ロードマップ 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 15
16. 機能紹介(4) l チケット一覧 l Trac標準のロードマップと機能はほぼ同じ。対象 全プロジェクトをマージした形でロードマップが表 示されます。 l これによって忙しい(かもしれない)管理者はプロ ジェクトの活動状況を一目で確認できます。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 16
17. 機能紹介(4) l チケット一覧 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 17
18. 機能紹介(5) l レポジトリブラウザ l Trac標準のレポジトリブラウザと機能はほぼ同じ。 トップディレクトリに対象全プロジェクトのルート フォルダと最終コミットのログが表示されます。 l 複数サブプロジェクトから構成されるプロジェクト の場合に、この画面を起点にしてソースコードを閲 覧することで楽になる(かも) l リンククリック後は個別プロジェクト側のレポジトリブラ ウザに遷移します。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 18
19. 機能紹介(5) l レポジトリブラウザ 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 19
20. 機能紹介(6) l プロジェクト横断全文検索 l TracWholeSearch(かぬ氏作)を取り込み、全対象 プロジェクトのwiki、チケット等を横断検索。Ajaxを 利用し、ストレスの無い操作性。各プロジェクトの 検索結果上位10件を表示。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 20
21. 機能紹介(6) l プロジェクト横断全文検索 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 21
22. 今後のロードマップ l 安定性の向上 l Trac 0.12対応 l プロジェクトのグループ化機能 l タイムラインRSS出力 l ワークフロー機能との連携強化 l 日本語版と英語版の統合 l Redmineにあって、Tracに無い機能を移植 l などなど。 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 22
23. ご清聴ありがとうございました。 ※ここまでたどり着いたか? 2009/10/30 OSC2009 Tokyo copyright(c)2009- Ryuzee 23